仕事納め
もう12月30日。 今年もあとわずか、です。
今日は仕事納めに、作業所の大掃除をしました。
床を拭いて、テーブルと椅子をきれいにして、窓を磨いて・・・。
この一年もいろいろなことがありました。悩みを話したり聞いたり、自分の言いたいことが言えず、聞いてほしいことが聞いてもらえず、イライラしたこともたくさんありました。
新しい仲間もたくさん増えました。でも、もっともっと、いのちの木は大きく成長しなければなりません。
なぜ?
それは、ここが皆さんの「居場所」にならなければならないからです。
言いたいことを言い、つらさを隠さず、障がいを隠さず、ぶつかり合いながら、苦しみながら、でも、ここが居場所になる。
薬だって満足に飲めない人もいます。わかってほしい人にわかってもらえず、その苦しみを他の人に向けることもあります。頭の中でいろいろ考えますが、決してそれでは解決にならない。わかっているけど、でも、そこから抜け出せない、抜け出す方法を知らないで、的外れなことになっている人もいます。
ある人が言っていました。 「順調な苦労」
私たちは決して、当たり前ができません。わたしたちは、決して理想通りではありません。
でも、ここには「居場所」があります。わたしたちの苦しみは「順調な苦労」であり、私たちは「順調な苦労」の中で、話をして、話を聞いて、作業をして、一緒に生きていきます。
それが、いのちの木での正しい過ごし方、正しい生き方だと感じて、この一年を過ごしてきました。
今日はその仕事納め。
掃除の後は、「甘口カレー」と「少し辛口カレー」の二つで、ワイワイ食事をしました。
いつものお弁当よりも、少し、いや、けっこうたくさんお替りしました。
冷えたリンゴが、カレーの辛さを和らげてくれました。カレーとリンゴって、合いますね。
最後はみんなで笑顔の写真撮影。
にこちゃんマークの下は、本物の満面の笑顔があります。この写真、いのちの木の宝物です。
今年も一年間、本当に助けられ、守られ、導いてもらいました。今日までこれたのは奇跡であり、小さいけれど、大きな証です。
皆さん、また来年もよろしくお願いいたします。