日々の悩みから
いのちの木 中野です。
今年も年が改まり、すでに2か月が過ぎてしまいました。なんと、2か月・・・汗
全然更新していませんでした!すみませんT T
気になりつつも、利用者の皆さんのいろいろなお話を聞きながらも、「ああ、これ、投降した方がいいなぁ」と思いつつも、さぼっておりました。
ごめんなさい。
さて、今日は「日々の悩み」から。
いつもミーティングをしていますが、最近皆さんの中で、「毎日の事業所通い、疲れた」というお話がありました。1年ほどまじめに、コツコツと毎日通ってくださった方が、そう言いだしたのです。
わかります。毎日コツコツ。雨の日も風の日も雪の日も・・・。確かに疲れますよね。
「作業も、だんだん難しくなってきている・・・」と言われました。なるほど、そうなのかもしれませんね。
で、どうしましょうか? 話し合いました。
今までたまっていた心の内を、たくさん言っていただきました。時間は2時間に及びました。
話し合いが終わって退室するとき、その人は「ありがとうございました。」と、とてもすっきりした顔で作業をしに戻っていきました。
私たちは、なかなか自分の気持ちをはっきりと言って、それを受け止めてもらう場所があるようで無い、と思います。
今回お話を聞きながらそう思いました。
もっと事業所も心を開いて、「話したいけど話せない」「言いたいけど言ってはいけないのでは」「話したら怒られる」「もうやめるしかない」と思っている障がい者お一人お一人のことを少し考えないといけない、と思わされました。
時には「わがまま」と自分でも思ってしまうようなことでも、話ができるような事業所でなければ、と思いました。
いのちの木は始まって1年と9カ月が経ちました。利用者も少しずつ増えてきています。(まだまだ募集中です)
今も、皆さんはいろいろな作業をしています。でも、休みたい人は「休んでいいですか」と言ってソファーで休んでいます。
「落ち着きません、足踏みが止まりません」という人は、外を散歩してもらっています。
「この作業は自分に合いません。別な作業をしていいですか」という人は、自分ができる作業をしています。
「ちょっとお話があるんですけど・・・。」という人は、面談をしています。
「帰りたいので、いいですか?」という人は、午前中で帰りました。
これらは、いのちの木の一場面です。でも、皆さんそれぞれが、毎日、もしくは決めた曜日に通ってくださっています。
障害を持ちながら、それぞれがいのちの木で過ごしてくださる。本当にありがたいことであり、皆さんには感謝しかありません。
それぞれの生き方を、それぞれが過ごす。その中で一緒に話しながら、気持ちの行き場所を探しながら、苦労をしながら、でもその苦労を決してなくさないようにしながら、一緒に過ごしていきたいと考えています。
休んでもいい。話をしていてもいい。苦労していてもいい。
いのちの木でつながっていただきたいと思います。